高血圧症の厄介なところは数値で血圧が高いことが明らかであるにもかかわらず、特に初期段階での症状そのものが表面にあらわれて来ないことです。
症状が進んで動悸息切れや胸の痛みなどが出て来た時には肺高血圧症という状態になっていると言われます。
さらに問題となるのが気が付かないうちに進行してしまった高血圧症が生命をおびやかす危険な合併症を引き起こすことで動脈硬化などから発症しやすくなる脳梗塞や脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高めてしまう点にあり、高血圧症がサイレントキラーと呼ばれている理由になっています。

我慢するほどの症状が出ないことがむしろ高血圧症の危険な側面ですが、それだけに初期段階から適切な薬によって高い血圧を下げて安定させておく必要があります。
病院で高血圧症と診断を受けた場合たとえ自覚症状が無くても絶対に放置してはいけない病気で、処方された降圧剤の服用をきちんと続ける必要があります。
中には血圧の薬は飲み始めたらやめられなくなるといったうわさから高血圧症と診断を受けながらもサプリメント等で治そうと考える人もいます。
そういった方法でも構わないのは血圧が高めと言われている程度の段階で、いったん高血圧症の診断を受けた場合は適切な処方薬を服用するべきです。

高血圧症は加齢や塩分多めの生活習慣などが引き金となって発症する病気です。
血圧が上がったままとなる根本的なメカニズムは未だに解明されていないことから、処方される降圧剤は高血圧症そのものを治すための治療薬ではなく対症療法の薬という位置づけになります。
そのため投薬治療を受ける傍ら日ごろの食生活を見直して塩分の過剰摂取等を改め、適度な運動も行って悪化を防ぐ心掛けを持つことも重要になって来ます。
降圧剤には効果をあらわすメカニズムの違いからいくつかの系統があり、優れた効能を持ちながら副作用が生じにくいタイプも少なくないことから医師とよく相談の上、最適な薬の処方を受け早目に治療を開始することで合併症防止に繋げられます。

高血圧にはどんな症状がある?

高血圧の症状は7つほどあり、その症状をいくつかご紹介していきたいと思います。
高血圧が原因で発生している症状の1つに頭痛が挙げられます。
実は高血圧が原因となって起こる頭痛のメカニズムはいまだはっきりと分かっていない点があるため完全に原因を特定することは出来ていません。
ですが判明している原因もあり、その1つが合併症です。頭痛を引き起こす高血圧の合併症は2つあります。

脳卒中
例えば脳卒中の種類の1つにくも膜下出血がありますが、くも膜下出血は突発的に重度な頭痛を伴います。
高血圧性脳症
高血圧性脳症によって引き起こされる症状は頭痛だけではありません。 他にも嘔吐や視力障害、意識障害、痙攣なども引き起こす危険性があります。 これらの症状が出た場合には放置してはいけないため早急に対処しましょう。

高血圧が原因で発生している症状の2つ目に動悸が挙げられます。
動悸は急に心臓の鼓動が速く感じたりする症状です。
しかし、高血圧によって引き起こされる動悸の場合は狭心症や心不全、心筋梗塞などの心臓病の初期症状の可能性があるので注意しましょう。

高血圧によって引き起こされる症状の3つ目に目眩があります。
高血圧による目眩の原因は2つあります。
1つ目の原因は、血圧を下げる治療薬の過剰投与や体の具合の変化に伴って薬の効果が強力になることで低血圧になってしまうことです。
2つ目の原因は脳の異常です。
脳の異常による目眩の場合は、ロレツがうまく回らなかったり、体が麻痺したり、物が二重に見えたりします。
それらの症状があらわれた場合は脳梗塞や脳出血など脳の病気の可能性があるのですぐに病気へ行きましょう。